梅田中崎町整体院 院長の濱尾です。
7/14の夏血栓のブログの続きになります。
https://umeda-seitai.com/blog/20200714-441/
本日の見出し 1:脱水が引き起こす病気「脳梗塞」
2:脱水が引き起こす病気「心筋梗塞」
3:動かない事が原因!?「肺血栓塞栓症」
についてご紹介して参ります。
1:脱水が引き起こす病気「脳梗塞」
夏に患者数が増えるといわれる病気「脳梗塞」。
脳梗塞になると、脳の血管が詰まって血流が途絶え脳の神経細胞が死んでしまいます。
夏の脳梗塞発症の裏には、汗をかかない快適な環境にいても脱水を引き起こす「隠れ脱水」が潜んでいるので注意が必要です。
<脳梗塞を引き起こす隠れ脱水の要因>
・不感蒸泄
不感蒸泄とは、汗以外の呼気や皮膚から出る水分の事。
何もしていなくても、1日に約900mLの水分を失っているといわれています。
そのため、快適な環境にいても水分補給を心がけましょう。 理想の水分摂取量は、1日1.5〜2L程度です。
(※65歳以上は1.5L、持病がある方は1Lなど、年齢や状況によって必要摂取量は異なります)
・喉が乾いてからの水分補給 喉が渇くというのは、すでに身体で脱水状態が進行しているサイン。
そのため、喉が乾かないようこまめな水分補給を心がけましょう。
・コーヒーによる利尿作用 コーヒーや緑茶には利尿作用があるため、体内の水分が失われ脱水を加速させてしまいます。
<脳梗塞の前兆> ・倦怠感 ・麻痺 ・めまい ・脱力 ・しびれ など
上記は、一過性虚血発作という脳梗塞の前兆です。
多くは15分以内に治まりますが、数か月以内に脳梗塞を発症する可能性があります。
熱中症の症状とよく似ていますが、脳梗塞の場合は、突然身体の片側のみにしびれや力が入りにくいなどの症状が起こります。このような症状が見られた場合は、すぐに病院を受診してください。
2:脱水が引き起こす病気「心筋梗塞」
心筋梗塞とは、冠動脈が詰まり血流が途絶えて心筋が壊死する病気です。 主な症状は、冷や汗を伴うほどの強い胸の痛み。
時には、放散痛といって左側の肩が凝ったり歯が痛くなったりなど異なる部位に症状が出る場合もあります。
これらの症状と同時に冷や汗・不快感がある場合は、すぐに病院を受診してください。
3:動かない事が原因!?「肺血栓塞栓症」
家にいる時間が長くなって長時間座っている状態が続くと、肺に血栓が詰まる肺血栓塞栓症になる危険があります。
主な症状は、息苦しさや胸の痛み。 最悪の場合、命を落とす恐れもあります。
<肺血栓塞栓症の原因> ・運動不足
足の血流が悪くなると、血液が滞り血栓が作り出されます。その血栓が足で詰まると皮膚の変色
むくみ やだるさなどの症状が現れます。
さらに、血栓が何かの拍子に流れ出して肺に詰まると肺血栓塞栓症になってしまいます。
・肥満
肥満によって分泌される炎症物質が血管壁を攻撃し、傷ついた所に赤血球や白血球がくっつき血栓を作りやすくしてしまいます。 なかでも、体格指数(BMI)25.3以上になると血栓ができやすくなると言われています。
<肺血栓塞栓症の予防法> 肺血栓を予防するには、足の血流を促す事が大切です。 30分に1回は立ち上がる、座りながらかかとの上げ下げを行うなど、ふくらはぎの筋肉を刺激し血流を促しましょう。